こんにちは。東京都西多摩郡日の出町の有限会社浅利工業です。
建設業で数年、あるいは十数年の経験を積んでこられた方が転職を考えるとき、多くの場合は求人票の給与欄から見比べ始めると思います。もちろん給与は大事です。ただ、給与額だけで比べて転職した結果、前の会社と同じ悩みを抱えることになったという話も、この業界では珍しくありません。
今回は、建設業の経験者が転職先を選ぶときに見ておきたい5つのポイントを整理しました。どこの会社を選ぶにしても使える視点ですので、会社選びの物差しとしてお使いいただければと思います。
経験者の転職は「給与額の比較」だけでは判断できません
はじめに、なぜ給与額だけでは足りないのかをお話しします。
建設業の給与は、会社の体力と、その会社がどんな仕事をどう請けているかによって決まります。求人票に書かれた金額が高くても、その内訳が残業代や休日出勤手当で膨らんでいるのであれば、実際の時間単価は下がります。逆に、基本給が突出して高くなくても、残業が少なく休日がきちんと取れるなら、時間あたりで見れば条件が良いということもあります。
さらに、経験者の方にとっては「この先10年、20年どう働くか」も判断材料になります。今の給与だけでなく、技術が増えるか、資格が取れるか、仕事が続くかまで見ておきたいところです。
以下の5つは、その判断をするための視点です。
ポイント1|受注の入り口を見る
まず確認したいのは、その会社がどこから仕事をもらっているかです。
建設業の仕事は、大きく公共工事と民間工事に分かれます。公共工事は国や自治体が発注する工事、民間工事は個人や企業から依頼される工事です。
なぜ受注の入り口が大事なのでしょうか
受注の構造は、そのまま働き方に影響するからです。
公共工事は、発注の時点で仕様と工期が定められていることが多く、スケジュールの見通しが立てやすい傾向があります。また、道路も水道も河川も、つくって終わりではなく維持し続ける必要がありますから、仕事そのものがなくなりにくいという性格があります。
一方、民間工事は景気の影響を受けやすく、施主の都合で工程が動くこともあります。もちろん民間工事にはスピード感や自由度という良さもありますので、どちらが優れているという話ではありません。ただ、自分が求めている働き方にどちらが合っているかは、必ず確認しておくべきです。
面接では、「公共工事と民間工事の割合はどれくらいですか」と率直に聞いて構いません。これは経験者だからこそできる質問でもあります。
ポイント2|手がけている工種の幅を見る
次に、その会社がどんな工事を手がけているかです。
工種が狭い会社と広い会社
ひとつの工種に特化している会社は、その分野の技術が深く、効率も高いという強みがあります。一方で、そこで身につく技術は限られます。
複数の工種を手がけている会社は、覚えることが多く大変ですが、その分だけ引き出しが増えます。造成もできる、水道もできる、河川もできる、外構もできる。この幅は、年齢を重ねたときの強みになります。
経験者だからこそ「今ない技術」を見てほしい
経験者の方は、すでにご自身の得意分野をお持ちだと思います。転職先を選ぶときは、その得意分野が活かせるかだけでなく、今の自分にない技術が身につくかも見ていただきたいところです。
40代、50代になったときに現場で必要とされるのは、「これしかできない人」より「あれもこれも分かる人」です。
ポイント3|休日が「カレンダー通り」かを見る
3つ目は休日です。ここは実際の生活に直結します。
求人票の休日欄には、さまざまな書き方があります。「週休2日制」と「完全週休2日制」は意味が違いますし、「4週6休」「シフト制」となっていれば、土日に休めるとは限りません。
確認しておきたいこと
- 土曜日は稼働するのか、しないのか
- 祝日は休みになるのか
- 年末年始・夏季休暇・GWはあるのか
- 月の平均残業時間はどれくらいか
- 夜間工事はどの程度あるのか
特に、お子さんがいらっしゃる方、ご家族と予定を合わせたい方にとっては、給与より大きな差になる項目です。
そしてこの休日の取りやすさは、実はポイント1の受注構造と深く関係しています。どんな工事を請けているかで、休める日は変わってくるのです。
ポイント4|資格取得の費用を誰が払うかを見る
4つ目は資格です。
建設業で長く働くうえで、資格は避けて通れません。土木施工管理技士、各種の技能講習や特別教育、重機の運転資格。持っている資格が増えるほど、任される仕事の範囲が広がり、評価にも反映されます。
意外と差が出るポイントです
問題は、その費用を誰が負担するかです。
受験料、講習費、テキスト代、そして受講のために現場を空ける日の扱い。これらを会社が負担してくれるのか、自腹なのか、受講日は有給扱いなのか欠勤扱いなのか。会社によってかなり違います。
資格取得を「個人の努力」として扱う会社と、「会社の投資」として扱う会社では、5年後10年後に身についているものが変わってきます。
面接では、「これまでにどんな資格を、どういう形で取得された方がいますか」と聞いてみるとよいでしょう。制度があるかどうかではなく、実際に使われているかが分かります。
ポイント5|求人票にどこまで書いてあるかを見る
最後は、少し意外に思われるかもしれない視点です。
求人票にどこまで具体的に書いてあるかを見てください。
給与が「応相談」、休日が「会社カレンダーによる」、手当の記載がない。こうした求人票は、悪意があるとは限りませんが、条件が固まっていない可能性はあります。
逆に、月給の下限額、日給、試用期間の有無、手当の種類、加入している保険、休暇の種類まで書いてある求人票は、それだけ社内で条件が明確になっているということです。入社後に「聞いていた話と違う」が起きにくくなります。
経験者の方は、これまで何社かの求人票をご覧になってきたはずです。その目で、情報の細かさを見てください。
5つの視点で浅利工業を見ると
ここまでお読みいただいた視点で、弊社がどうなのかを整理しておきます。
1.受注の入り口
弊社は公共工事をメイン業務としております。昭和56年11月の創業以来、東京都(多摩地域・八王子市)・埼玉県・山梨県で、地域のインフラに関わる工事をお引き受けしてまいりました。
2.工種の幅
土木工事(造成・基礎・型枠)、水道施設工事、河川工事、治山工事、外構工事の5分野を手がけております。現場が変われば作業も変わりますので、多くの技術を身につけていただけます。
3.休日
基本的に土曜日・日曜日・祝日は休業です。加えて年末年始・夏季休暇・GWがございます。公共工事の業務が多いこともあり、残業や夜勤もほとんどありません。
4.資格取得の費用
資格取得費用は会社が負担いたします。社員一人ひとりが自信と自覚を持って業務に取り組めるよう、各種の資格取得に力を入れております。キャリアアップにより、昇給も期待できます。
5.求人票の情報
弊社の採用情報ページには、月給250,000円〜(正社員)/日給12,000円〜(アルバイト)という金額、試用期間3ヶ月、残業手当・早出手当・夜勤手当・休日手当・職務手当という手当の種類、社会保険完備・建退協・任意労災保険という加入保険まで記載しております。ご覧いただいたうえで、ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。
まとめ
建設業の経験者が転職先を選ぶときに見ておきたいのは、次の5つです。
- 受注の入り口……公共工事か民間工事か、その割合はどうか
- 工種の幅……今の技術が活きるか、新しい技術が身につくか
- 休日……カレンダー通りか、残業・夜勤はどの程度か
- 資格取得の費用……会社が負担するか、実際に使われている制度か
- 求人票の具体性……条件がどこまで明確になっているか
給与額は、この5つを確認したうえで比べると、意味が変わって見えてきます。同じ月給でも、休める日が多く、資格が取れ、技術の幅が広がる会社であれば、数年後の価値はまったく違うものになります。
弊社では現在、ともに会社を支えてくださる作業スタッフを募集しております。経験の有無は問いませんが、これまでの経験を活かして働きたいという方も、もちろん歓迎です。年齢は不問です。
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